本物のピラティスを学びたい方へ贈る【ピラティスの歴史・真髄・哲学】

カテゴリー: 櫻井淳子ブログ / Lolita's Legacy ロリータズレガシーについてその他ピラティスへの想い

2018.02.11

希望こそ、生きる原動力

本日も、ピラティス指導者養成コースLolita’s Legay(ロリータズ・レガシー)の開催が続いています。

約一年あるコースの、折り返し地点。

約9ヶ月が過ぎたこの時期になり、ついに、ピラティスの奥深さや、指導者としての在り方の意味やその難しさに気が付きはじめます。

コースが1年以上続くのには大切な理由がありますが、時間と紙面の都合上、またの機会にしたいと思います。

 

さて、今日は、コースに向かう途中の朝のラジオで、表題のようなトークがされていました。どこかの学校の(忘れてしまいました、貴重なお話だったのにすみません!)校長先生のお話です。

 

「簡単な方と、困難な方の選択肢がある時、私なら、困難な方をすすめます。」と話されていました。なんだか、深く共感してしまいました。

なぜなら。そもそも同じテーマについての選択肢が、
・簡単な方
・困難な方
とある場合、

ほとんどの場合が「困難な方」に興味があるけれど、やっぱり困難でやりこなせるかがわからない不安や不確実さのために、簡単な方の選択肢と迷うと思うのです。

だから、全ての条件を取り払った本当の気持ちは、「困難な方」にある場合が多いのではないでしょうか。

その校長先生は、
「人生で一番辛いことは、本当にやりたいことを選ばずに、ずっとそれを気にして生きること」と話されていました。

そして、
簡単に手に入ったものは、それまで。一時的には良くても、本当に満足はしない。困難な選択肢は、途中、とても苦しいときもあるけれど、だからこそ、この上ない喜びがもたらされる。」とも話されていました。

そもそも、
・簡単な方
・困難な方
で迷っていること自体、困難な方の価値に気が付いてるのだと思います。
だからこそ、チャレンジして得られたものは、喜びと、確固たる自身として定着するのではないでしょうか。

簡単な方の選択は、いつも「もっと何かを得なくてはいけない」という欠乏感に最終的には陥ってしまうのではないでしょうか。

そして、最後に校長先生が言っていた言葉。
こういった希望こそが、生きる原動力になるのです。

 

さて。
この話は、ピラティス指導者養成コース、Lolita’s Legacy(ロリータズレガシー)の生徒に、簡単にですがシェアさせていただきました。

なぜなら、静岡県沼津市という地方で開催しているこのコースに、一期生も二期生も、遠方から参加されている人がいるからです。しかも、卒業生の遠方の人も、熱心にオブザベーション(見学)にきています。

 

近くだから簡単ということはありませんが、まだ日本で第二期までしかないコースで、県外からの参加は、不安もいっぱいで、覚悟がいるものだったに違いありません。ですがが、受講生のほとんどが、県外からです。

私自身、アパレイタス(ピラティスマシン)が一つもない環境で、東京や海外へ通い詰めるという月日が長年続いたいので、痛いほど、気持ちがわかります。

でも、考えてみてください。日本国内、どこからでも東京へは2時間ちょっとあればほとんどの場所からアクセスすることができ、その東京からは新幹線で1時間、バスやローカル電車で2時間の場所です。

決意は必要ですが、いつもよりもう一息頑張れば、遠方からでもチャレンジできる環境なのです。

そして、わざわざ沼津まで決意して参加している遠方の方々は、目先の条件や一時的な利益よりも、「長い目でピラティスをやりたい!」と、心の奥で、何かを思ったからに違いないと、今朝のラジオを聞いて改めて思いました。

 

そう思うと、私自身も、ますます身が引き締まる思いで、今日もフロリダの本部や世界各地の同僚と、ミーティングを重ねています。

 

Lolita’s Legacyは、世界で唯一、公式な第三世代を生み出すコースです。

落とすための試験ではなく、個人個人のスキルをあげるためのコースです。
このため、試験で合否を決めるというよりは(もちろん試験はバッチリあります!)、その人に、「こうやったらもっと自信を持ってLolita’s Legacy ティーチャーとして、指導できるようになる!」ということが与えられます。

そして何より、難しいコースではありません。
敷居が高いものでもありません。
「本来かつ本物のピラティス指導者を生み出すために、こうやったら育成ができる!」というものを、ジョセフ・ピラティスの時代と最新の科学からの観点で、知識とスキルの両方を通して、可能な限り効率よく、体系立てたものなのです。

ですから、逆にいうと、

「この過程を通過せずにして、どうやって、本来のピラティスを学ぶ、いや、気がつくことができるのだろう。これを知るために自分一人でやるとしたら、あり得ないほど大変な努力をしなくてはいけない。」というものなのです。

 

絶対に知っておいた方が良いこと、体験しておいた方が良いことがコースに含まれ、卒業後は、もちろん、その人次第になります。どのような卒業後のプランを立てるにしろ、基盤となることを体感しているかしていないかで、全てが変わってきてしまいます。

 

簡単に資格が欲しい人にとっては面倒と感じることもあるかもしれませんが、スキルを身につけたい人にっては、ここまできめ細やかに個人個人に対応してくれるものはないと感じています。

第二期の大詰めの時期。朝のラジオで感じたことを綴りました。

コース終了後もこの様子。
皆、練習に割ける時間は生活環境により異なります。
でも、こうして一同に集まった機会は、
できる限りのことを、やり切ります!

 

第3期の募集要項は、間もなく発表!

ピラティスを、自分が元気に生きてる限り教えられるベースを作りたい!そんな方にもお勧めです!