本物のピラティスを学びたい方へ贈る【ピラティスの歴史・真髄・哲学】

カテゴリー: ピラティスコラム / その他ピラティスへの想い

2020.03.15

【緊急コラム】ピラティスの信条とパンデミック

呼吸

新鮮な空気

清潔

バランス(休息/仕事/遊び)

質の良い睡眠

そして、

日光

こんにちは。櫻井です。上記はジョセフ・ピラティスが、生涯コントロロジー(ピラティスメソッドのこと)を通して、最も重要だと言っていたことです。

これまでの多くのワークショップやピラティスの歴史セミナーで、ここだけは、強く、強く、お伝えをしてきました。

ぜひ、ジョセフ・ピラティスの著書や、それらのまとめや重要な部分のピックアップが入っているピラティスバイブルもご覧ください。

 


Return to Life Through Contrology 〜リターン・トゥー・ライフ・スルー・コントロロジー
〜ピラティスで、本来のあなたを取り戻す!
ジョセフ・H・ピラティス(著), 武田淳也(著,監修,編集,翻訳),日本ピラティス研究会(翻訳)

 

 


コントロロジー  ピラティス・メソッドの原点
ジョセフ・ヒューベルトゥス ピラティス(著), Joseph Hubertus Pilates(原著), 川名昌代(翻訳)

 

 


ピラティスバイブル 創始者J・H・ピラティスの信念と哲学、そして真髄
櫻井淳子(著)

 

 

呼吸・新鮮な空気・清潔・バランス(休息/仕事/遊び)・質の良い睡眠。そして、日光。

これを、よーく見て、何か気がつくことはありませんか?

そうです。これは、ついに先日WHOよりパンデミックと宣言されたウィルスへの、対処法との共通点が浮かび上がってきます。

 

私は医療従事者でもなければ、そのような知識も全くありません。以下、そのような立場からではなく、創始者ジョセフ・ピラティスを研究してきた中で気が付いたことを、共有させて頂きます。

 

非常に興味深い記事を共有させていただきます。3/10に、リチャード・ボデイ博士による記事です。タイトルは

Coronavirus and the Sun: a Lesson from the 1918 Influenza Pandemic」。

直訳すると、

コロナウィルスと太陽:1918年のインフルエンザの世界的流行からの教訓

という意味です。

原文はこちらです。写真もこちらからお借りしています。簡単にGoogleなどで翻訳して読める内容です。

 

この記事の中には、幾つもの興味深い内容が綴られています。短くまとめるために、いくつか意訳と要約をして、ピックアップします。

 

まず、スペイン風邪やインフルエンザのパンデミックの時、宿舎などの建物内など換気の悪い場所では、感染が深刻で、多くの人が亡くなった。その多くが、インフルエンザではなく肺炎などの合併症で亡くなったとあります。

 

ジョセフ・ピラティスも経験した1918年のインフルエンザの大流行が米国東海岸にも達した際には、船で換気が悪い状況が最悪の自体を招いたことから、換気の重要性を確信された。

そこで取り組んだのが、野外治療法だった。テントで治療を行い、できるだけ新鮮な空気を提供した。さらに、晴れた日はテントから連れ出し日光浴もさせた、とあります。こうして、呼吸器系の感染症の治療として、野外治療法が取られるようになって行ったようです。

ある報告では、死亡率が40%から13%に減り、マサチューセッツ州の国防軍もその有効性を認めたとのことです。

要するに、屋内治療よりも屋外治療の感染者の方が回復したということです。その要因は、新鮮な空気と日光の組み合わせだったと書かれています。また、研究によると屋外の空気は自然の消毒剤で(1960年代に防衛省の科学者が証明したとも書かれています)、インフルエンザウィルスやその他の有害な細菌を殺す可能性があり、日光も殺菌性であると書かれています。

 

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もちろんここで混乱してはいけないのは、私たちはいま、未知であるCOVID-19というウィルスと戦っているのであり、インフルエンザではありません。当然、違うことが多くあります。そのことを忘れずに、もう少し進めたいと思います。
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そして、この屋外治療の有効性が化学的に証明された頃、抗生物質療法ができ、抗生物質療法が屋外治療に取って代わったと書かれています。

そしてその後は新鮮な空気の殺菌効果は、感染病棟などにしか反映されておらず、反面、バクテリア(細菌)は抗生物質に対してさらに耐性を強めたということです。(※細菌とウィルスも違う種類のものなので、念のため・・・。)

 

そして、マスクについても記載されていますが、ここでは飛ばします・・・。

最後には、今回のCOVID-19がさらに蔓延し危機的状況になった場合、多くの重病患者に対処するためのテントやプレハブなどの病棟を用意することが懸命かもしれない。そして、新鮮な空気や少しの日光も助けになるかもしれない、と締めくくられています。

 

だいぶ意訳・要約となっているので、興味のある方は、正確な文書については是非ともご自身でお確かめください。上記のリンクからご確認できます。

 

さて、今回の新型コロナウィルス(COVID-19)とピラティスについて考えてみたいと思います。

ピラティス氏が、「自分と一緒にピラティスをやっていた仲間は、誰一人世界的に大流行したインフルエンザにはかからなかた」と誇らしく言っていました。これは、私の師匠ロリータも、直接聞いたそうです。

 

そこで、一つ懸念されることがあります。
それは、「こんな時こそピラティス!ピラティスで体を動かして、免疫をあげましょう!」というフレーズです。

 

ジョセフ・ピラティスが生み出したピラティス・メソッドは、彼の人生そのものから生まれてきたものです。ヨガを真似したとか、ヨガに取り組んでいた経験があり、だからヨガを取り入れたというのも、事実ではない情報です。

 

彼は、「生きる」ためにベストなことを生涯取り組み、周囲に共有をしてきました。

 

病弱で貧しかった子供時代、生きるために何でもして働いた若い時代、そして、マン島での拘留生活、戦争が終わってからの苦悩時代、そして、ニューヨークへ渡り当時「コントロロジーが認められなかった失望」など、

この人生の中で、

それでも軸がブレることなく、人間が生きることにベストなことに取り組み、人々のために役立ててきました。

 

その人生の中で生まれてきた大切なことが、呼吸・新鮮な空気・清潔・バランス(休息/仕事/遊び)・質の良い睡眠。そして、日光です。

 

特に呼吸は、吐き切る呼吸の重要性を伝えています。肺の中から絞り出すように完全に吐き切る呼吸をすることは、体の中に溜まった毒素や目に見えないウィルス・細菌も吐き出すことになります。

 

そして、ジョーはその取り組みを、多くの時間をで取り組んでいました。そして、スタジオの窓はいつも開け(換気)、しかも、新鮮な空気が一番入ってくる窓際に、パンツ1枚でいつも立っていました。スタジオを構えるならば、窓が開くところにすべきだということでした。

 

そして、清潔さ。それは、今でいうなら手洗い、うがいも含まれるでしょう。そして、皮膚の清潔さについても常に言及していてブラッシングを進めていましたが、皮膚からの感染症があることも思うと、関係していたのかもしれません。もちろん、どれくらいの度合いが良いかなどは、最新の科学に委ねるべきと思います。

 

そして、休息・仕事・遊びのバランスが非常に重要であるとも説いていました。多くの人が働きすぎやストレスを抱え込みすぎて、このバランスがなく疲労しすぎているとも言っていました。このバランスも、今となっては免疫力の向上のための、大事な要因とも言えますね。

 

そして、日光。日光についてはオゾンホールの破壊などで諸々注意事項があるかと思いますが、人間の健康のためにも必要であることは、間違いありません。これらも、やはり最新の科学に基づき、適切な条件などを知り行動すると良いかもしれないですね。

 

いずれにしても、ピラティスを通しての真の健康とは、単純に「こんな時こそピラティス!体を動かして、免疫をあげましょう!」というような単純なものではない、ということです。

 

記のようなピラティス氏の大切にしていたことが揃った上で、ピラティスの動きに取り組む、ということではないでしょうか。

 

換気の悪い場所での深い呼吸は、むしろ危険です。

このようにウィルスが蔓延している時、まずはスタジオに入る時は効果のある消毒液での手の消毒や、手洗いも必要です。

体が疲れすぎている時や、睡眠が足りていない場合などは、「体に良いから動かなくては!」と思うよりも、まずは体を休めることが優先です。

 

ご自宅でエクササイズに取り組む場合も、窓を開けたり、1日に数回でも換気をしてからやったほうが良いでしょう。なぜなら、意識しようとしまいと、体を動かすことはいつもよりも呼吸量が上がり、その分、その環境の空気を身体に取り入れることになります。あなたはエクササイズをすることで、どんな空気を取り入れたいですか?

そして、晴れた日には少しで良いから外に出てきましょう。太陽のパワーは、心も体にも力を与えてくれるものでもあると思います。

 

ぜひこのような時代、ピラティス氏が人生をかけて残してくれたこのような智慧をお借りし、自分や大切な人の健康を守って行きましょう!

 

「幸せのための第一の条件は、健康である。〜ジョセフ・H・ピラティス」

 

今日は、第二世だピラティスティーチャーとして、ジョセフ・ピラティスの原点に触れさせていただきました。

ジョセフ・ピラティスに最大限の愛と敬意を込めて。

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