本物のピラティスを学びたい方へ贈る【ピラティスの歴史・真髄・哲学】

カテゴリー: 櫻井淳子ブログ / Lolita's Legacy ロリータズレガシーについてその他ピラティスへの想い

2018.08.29

学ぶということ

学ぶために、一番大事なこと。

それは、
「自分は、●●を得る」
「自分は、●●になる」
と、最初に決意することだと思います。

 

ジョセフ・ピラティスから世界唯一直系の
ピラティス指導者養成コースを、
沼津という場所で開催していて良かったと
思うことがたくさんあります。

 

「東京だったら行けるのに」という言葉。
よくいただきます。

 

また、育児をされている方にとっては、
かなりの切実な悩みであることは、
子供が0歳から全てをスタートした私は
胸が痛いほどよくわかります。

 

そんな中、

「沼津という(不便な)だけど、
ここで学びたいと、決意をしてきた」

というのが、ロリータズレガシー 受講生のみなさんです。

 

みんな、諸問題、諸課題を必ず抱えています。

 

  • お金。
  • 育児。
  • 本業との両立。
  • 環境。

数えだしたらキリがありません。

 

それでも、アクセスが微妙な「沼津」に
集まってくれた仲間だからこそ、

 

不満や愚痴よりも
どうしたらお互いに高め合えるかということが
言葉になって出てきます。

 

正直。私からみても、
「大変だろうな」と目頭が熱くなることもあります。

 

ですが、むしろ生徒の方がそういった発言をしません。

 

というより、当人たちにとっては
「そんなこと言ってる暇があるなら、
どうやったらより良くなるのかについて取り組みたい」
というのが本音かもしれません。

 

そして私にも、
本気の人にしか伝えられないことが、

山ほど(おそらく無限に)あります。

 

もしこのコースを開催していなければ、
伝えることすらできなかったこと。
そう言ったものがたくさんあるのです。

 

今週も、熱い幕開けでした。

 

受講生には優劣が一切ありませんので、
誰かだけをピックアップはとてもできません。
このため、その日の様子をアップすることも
基本的には控えています。

 

 

ですが、
「こんな風に取り組んでいる人たちがいることを、
伝えたいなあ」という思いもあり、
久しぶりにコラムにアップしています。

 

 

朝5時前に自宅を出て
5時間かけて沼津まで来た生徒。
自分の経費(移動費・宿泊・食事など)は
スキルアップ経費のために節約しているのに、
私が超大好物の「いちご大福」をお土産に頂いてしまいました。

 

超大好物で、
私自身のご褒美はいつも自分でこれなのですが、
自分の経費に使えばいいのに・・・・。
と、なんだか頂いて良いのかとも一瞬思いました。
ものすごく価値のある「いちご大福」となりました。

 

 

事務仕事をしながらピラティスをしてしている方。
ほんの数日前に奇跡的にキャンセルが出た
パーソナルレッスンを予約して、
朝から地元大阪で会社に行ってから、
沼津まで駆けつけてくれました。

 

お土産などいらないのですが、
テンションを上がるような差し入れお土産をいただきました。

こちらとしては、何を持ち帰ってもらうか。
全力でのセッションです。
明らかに変わった姿に感動しかありません。

 

ピラティスではない仕事をしながら、
ロリータズレガシー に関係なくパーソナルを取り始め、
試験終了後も変わらず都内から通ってくれる生徒は、
最初に沼津にいらっしゃった時とは別人です。

 

すでに十分やっていけるのに、
もう一度学び直したいと、選んでくれた方。
普通の人には鬼にしか見えないセッションを
「感動的なセッションでした」と、
学ぶ姿勢が素晴らしすぎる。

 

数年前には伝えられなかったこと。
長い付き合いを得て、ようやく伝えられること。

 

伝えたいことが1,000あっても、
受け手側によっては
マイナス10の提供であったり、
プラス10の提供であったり、
プラス100の提供であったり。

 

何を提供できるかは、
最後は、生徒の今の状態が全てに関わってきます。

 

 

今だから感じることですが、
いくら自分自信を高めたとしても、
受け手がいないと成り立たないということ。

 

そういった意味でも、
最初に私自身が決意した通りに
「沼津」という地で開催したことで、
沼津でもチャンジしたいという生徒が集まり
良い循環が生まれたと実感しています。

 

ここまで書くと
「いったい何をやっているんだ?」と
半ば妖しく、半ば恐怖に
思う方もいるかもしれません。

 

ですが、ご安心ください。

 

今、私自身ができる全てで、
その人が受け取れる最もベストなことを、
全身全霊で取り組んでいます。

 

怪我をしていても、
思うように身体の意識ができなくても、
初心者でも、
何も問題ありません。

 

大切なのは、本物の指導者を目指すという心です。

 

そして、私にも覚悟があります。

 

指導者を育成するエデュケーターとして、
人生を使います。

 

 

Junko