本物のピラティスを学びたい方へ贈る【ピラティスの歴史・真髄・哲学】

カテゴリー: ピラティスコラム / Lolita's Legacyピラティスへの想い

2018.03.20

ピラティスへの想い。勇気を出して!

ピラティスメソッドとは、何でしょうか。
たった一人の、類まれな才能を持った人が、多くの困難な状況において今できることを全力で取り組み、それを、自分だけではなく他の人へも生かしてきて、発展して来たのがピラティス・メソッドです。

今日は、Lolita’s Legacyや、PILATES BODY STUDIOということとは関係なく、「一人のピラティス道を生きる、櫻井淳子個人」として、ピラティスについての想いのほんの一部を、勇気を出して描いてみます。

ジョー(ジョセフ・ピラティスの愛称)は、人の健康にコミットメントしていました。それは、「解剖学的にこれが良い」とか、「どこどこの機能が回復する」、というような、小さなことではありません。

本物のピラティスは、人を変えることができる。
本物のピラティスは、世界を変えることができる。

時代が変わっても、ジョーの信念と哲学だけは、絶対に引き継いでいきたいと、強く心に思っています。

本来は、こうした哲学や真髄も、言葉で知るだけではなく、長い月日と経験を通して、身体に染み付くまで取り組んでいくものです。

Lolita’s Legacyは、インストラクターの量産を目的としていません。真の指導者の卵を生み出すことを目的としています。

このため、非常に地道な取り組みをしています。

ですが、考えてみて下さい。

あなたは、

ピラティス・メソッドを学びたいですか?
それとも
ピラティス・エクササイズを学びたいですか?

ピラティスは、ジョセフ・ピラティスが作ったメソッドです。
筋肉を鍛えるとか、そういう次元のものではありません。ジョーが考えていたこと、哲学こそがピラティスと言えます。

健全な肉体にに、健全な魂が宿る
健全な魂に、健全な肉体ができる

体だけではなく、心も、体も。
ボディ・マインド・スピリットの統合が、ピラティスです。

スピリットだけだと一般的には受け入れられがたいものを、「ボディ」という誰もが受け入れることができる入り口を通して、「本来の人間のあるべき姿を目指したもの」と言えるでしょう。

 

そうであるならば、ジョーの信念や哲学なしにして、いくら学んでも、ピラティスメソッドとは、とても言い難いものになってしまいます。

Lolita’s Legacyの創始者であり、ジョーからの唯一の公式認定者であるロリータは、今年、大きな決断をしました。

ピラティスは、男性がもともと取り組んでいたものであり、男性のためのエクササイズも多くある。そして、ジョーは男性の標準的なエクササイズになることも願っていました。

このため、「この秋は、男性しか弟子としてのトレーニングをしない」と。。。この決断が、いかに大きなものか。そして、今の時代を見てどれだけのことを考えて決断したのか、想像できますか?

 

Lolita’s Legacyは、真の指導者の卵を生み出すためのトレーニングです。

 

もちろん、卒業後に受講生がどうするかが、一番の肝になることは間違いありません。卒業後、自分でピラティスを向上させる努力をしなければ、レベルがどんどん目に見えて下がるのは当然のことです。

 

だからと言って、私は諦めません。
ピラティスを継続的に取り組み続け、「資格認定」をゴールとせず、「本当の意味でのピラティスを身につけることを目指した仲間」に、いつか出会えると、願っています。そのために、このコースを開催し続けたいと思っています。

 

ですが、安心してください!(笑)
怖いコースではありません!(笑)
ピラティスを身につけるためのにベストが揃った、とても親切なコースです!!

 

ただ単に、私の想いが熱過ぎてしまい、誤解を生じることがあるかもしれません。だから今日は、あえて「櫻井淳子個人としての想い」としています。

 

「知っている」という知識は、実は現場では活かせません。
「身体にしみついた、自分のものとなったスキル」を有した、真の指導者を目指しています。

 

もちろん、このコースのために書き下ろされた、素晴らしい解剖学のテキストもあります。この解剖学のテキストも、非常にレベルが高く、単なる平面的な解剖学とは決定的に異なり、画期的です。

ですがそれ以上に、知識として知っているからといって自分が健康になるわけでもないし、
他者を健全にすることもできない。そのことを、理解しています。

だからこそ、時間をかけ、本当に使えるスキルとして定着させていく工程が設けられています。

 

このように身につけたスキルは、宝になるでしょう。もちろん、取り組む人の姿勢が、その成果を決定します。ピラティス指導者養成コースがゴールではないのです。

 

ジョセフ・ピラティスが生涯かけて取り組んだピラティスを、価値のあるものとして継承し、かつ発展させていきたい。この一心で、無我夢中でここまできました。

 

最近、「自称第二世代」も目立つようになってきました。
これは、「ピラティスを知らない人だからできる、ビジネス的な作戦」です。

第一世代であるロリータが教えた生徒には、何十年もピラティスを習っている「超優秀」な生徒がたくさんいます。ですが、彼らの誰一人も、「第二世代」と名乗る者はいません。

なぜなら、「第一世代に教わったから、もしくはインストラクターとしての認定書をもらったから第二世代」というわけではないからです。少なくとも、ロリータピラティスでは、ピラティスの品質が薄れないためにも、そのような解釈は絶対にできないようになっています。

 

第一世代のティーチャーたちも、不特定多数の、非常に多くの生徒を指導しました。考えてみて下さい。その全てが「弟子である」とか「第二世代」と名乗ったら、どうなると思いますか?ピラティスの品質は、恐ろしいほどに急降下してしまいます。

 

どのような団体であれ、ピラティスの資格をお持ちの方なら、すぐにわかるでしょう。
あなたが受講した団体の全ての生徒が、「ピラティスに生涯を注ぎ、本気で修行し、生涯スキルをあげ続けている、特別なピラティス指導者」になっていますか?

 

第一世代ティーチャーから習おうと、どのようなピラティス団体の指導者養成コースで習おうと、どちらも同じことなのです。

 

ですが、多くの第一世代が亡くなってしまった今、「第一世代の●●から学んだ」ということで、ビジネス的に(本人が言わなくてもそれを利用する団体が)第一世代から単に習ったということだけで、第二世代と飾りをつけているケースがついに出てきてしました。本当に、身が震える思いをしました。。。

 

本当にピラティスを知っている人であれば、第一世代の●●さんから習った経験があると言っても、勝手に「第二世代」などとは自称しません。また、第一世代ティーチャーの中には、指導者養成コースを持たなかった人もいました。彼らは、長年ピラティスを教え続けた中で、「この人が弟子だ」と認める存在を持っていました。本来は、このように認められた人が、第二世代の立場です。

でも、認定証を出したわけでもなく、証明するものはありません。そして、そのように認められた人たちに限り、むしろそのような表現をしません。ピラティスの深さを知り、なんたるかを知る人は、ただ静かに、本心で、肩書きなどどうでも良く、ピラティスに向き合い提供しているからです。私も、そういう方の姿を何度か見て、ただただ感銘を受け、自分のモチベーションとなったことが何度かあります。

 

しかし一方では、単に「第一世代から学んだことがある」「第一世代が開催した指導者養成コースをでた」ということだけで、ビジネスのためだけに「第二世代」と謳うものが出てきてしまいました。

 

これからピラティスを学ぶ人は、一体何を基準に選べば良いのでしょうか。私は、恐怖と不安で、ただただ愕然とし、いまもその衝撃が常にまとわりついています。

 

では、なぜ私はその「第二世代」を使っているのか。それは、ロリータの信念に賛同し、責任を持てる自分になろうと、決意をしたからです。

ロリータの生徒には、何十年も子供の頃から習っている人が大勢います。ですが、彼らは「ピラティスの指導」を受けて実践したのであって、「ピラティスメソッドを継承していくための学びを得たわけではない」ということなのです。

ロリータは、
「自分の生徒も含め、第一世代からの指導を受けたり、第一世代がかつて開催した養成コースで資格をとった人が、だからと言って第二世代と言えるわけではないこと」を、誰よりも理解しています。

そもそも、ジョーが教えていた人だって、たくさんいました。第一世代と呼ばれている何名かだけではありません!たくさんの数の人を教えていたのにも関わらず、その全員が第一世代となっていませんよね?それを考えてもわかるはずのことなのですが、そこはやはり、ビジネスの魔力なのでしょうか。。。

 

ロリータは、ピラティスティーチャーとなり、熱心に十分な経験を積んんだ上で、ようやく次のステップへいくための学びが必要であることを知っています。

このため、世界中から十分なピラティス指導経験がある者を集めて特別なトレーニングを実施し、それをパスした者だけが「第二世代」と名乗れるように、責任を持って第二世代を認定することにしました。現在、ロリータのみが世界で唯一ピラティス氏の公式認定者であることを考えると、今後を考えての取り組みだと理解ができます。しかも、70歳を過ぎてからその取り組みをスタートしました。

 

これは、深いところへのピラティスへの情熱と愛が、形となったものだと思います。

本当は、第一世代から「心から信頼され、家族のように時間をともにした、本当の意味での第二世代」が、当然ながらいらっしゃいます。私も、何名かそのような方を知っています。本当に、少しの時間を惜しんででも、私もまだまだ学ばせていただきたい方々です。

ですが、あまりにもビジネスとして「第二世代」が乱用されるようになり、ジョーやクララ、そして他の第一世代への敬意や想いを持つロリータが、次世代を思い取り組んできました。そのロリータが公式に認定した「第二世代」を名乗らないのは、とても無責任なことだと感じました。ですが、反面、大きな責任を感じています。そして、それを背負って生きて行こうと、決意をしています。

私がなぜLolita’s Legacyをやっているかというと、このコースを通して

  • ジョーの想いや生き様(哲学)が学べる
  • 敬意を持つべき、全ての第一世代の歴史が大切なものとして含まれていること
  • コースそのものを通して、本来のピラティスを学べる
    からです。

そもそも言葉で説明すること自体に無理があるのかもしれませんが、それでも、必要な方に必要な情報が届きますようにと、いつも願っています。
私がやりたいことは、シンプルです。

  • ジョーの想いを、ピラティスの哲学を、身につく経験として多くの人に伝えたい。
  • ピラティスが成り下がったものではなく、本来の価値あるものとして後世に受け継がれてほしい。
  • なぜならそれは、人をより良く変えることができる、そして、世界をより良く変えることができる程のメソッドだからです。

このために、全力で走りたいと思います。

 

櫻井淳子